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子育てママのダイアリー「社会から取り残された感と向きあう」≪育児休業中のTさんの場合≫

掲載日:2012年08月12日 スタッフブログ, レポート, 育児休業・育休後

子育てママのダイアリー 
「社会から取り残された感」と向きあう・・・・・
≪育児休業中のTさんの場合≫

workingmother imageTさんは、今年2月に無事出産をされ、現在育児休業中です。
Tさんが働いている会社では初めての産休、育休取得でした。
「復帰に向けてどのように取り組んだらよいのだろう」
「子育て経験のない同僚たちにどのように理解してもらえるだろう」、
という不安が続いていたTさんは、同じ立場の人や他の人の意見を聞いてみたいと、「育児休業後職場復帰セミナー inさいたま」(7月21日開催:一般社団法人プティパ主催)に参加されました。

セミナーでは、育休後コンサルタントの山口理栄さんを講師にお迎えして、「仕事と子育ての両立」について、タイムマネジメント、職場でのコミュニケーション、パートナーシップ、緊急時の対応等、さまざまなテーマで学びました。少人数のグループでしたので、山口さんご自身がどのようにキャリアにチャレンジされたのかというお話もゆっくり伺いました。また、セミナー後にはランチをご一緒しながら気軽な意見交換の時間を持つこともできました。

Tさんはこのセミナーに参加したことで、「育休後の職場復帰に大変不安があったが、復帰後の シュミレーションができた」、「学校や会社では教えてくれないワーキングママの生活、仕事のやり方、マナーを知ることができ、今やるべき事が見えてきた」と前向きな気持ちを感じるようになりました。

「出産を機に社会から切り離された気がしたが、”不安があって当たり前”という言葉に勇気付けられ、子育てをしながら働くことに希望が持てた」と、不安の背景にあった本当の気持ちについてもご自身で気付いていかれました。自己管理力も高く、パートナーや同僚との協力関係も努力してよりよい関係を築いて来られたTさんですが、強い不安の奥には、”会社”がこれまで通りに受け入れてくれるのだろうか、自分を必要としてくれるだろうかということがありました。

セミナーから2週間後、嬉しいご報告をいただきました。
 Tさんは、勤務先の社長に連絡を入れた時、思いきって「社会に取り残されたようで不安だ」という自分の気持ちを伝えることができました。
社長からは、「来年には仕事は復帰できるのだから今は育児楽しんで!」という言葉が返ってきました。
それを聞いて、「今を焦らず前向きに育児を楽しもう」と、心から思うことができたそうです。
「正直に”不安”を伝えて良かったです。これからの変化に不安を感じていたのかも知れませんね」とTさんは言われます。

セミナーに参加されたことは、ひとつのきっかけにすぎませんが、同じ悩み、立場の人たちが集まり、経験をわかちあう場の中で、Tさんはさまざまなロールモデルを通して、「子育てと仕事の両立」の課題について具体的な理解を深め、ご自分の復帰後の生活についてイメージを持つことができたのだと思います。ですから、Tさんの言葉は、漠然とした不安感ではなく、「働き続けたい」という意思が込められた本当の気持ちとして社長にも届いたのだと思います。

   

妊娠・出産は、大きな喜びを伴う出来事ですが、女性の身体や生活面においては劇的な環境変化を伴います。特に0歳児の子育ては、強い不安やストレスの連続です。それまでの自分中心の生活習慣や価値観では通用しないことばかりです。そして、今の生活が永遠に続くような出口のない疲労感に襲われることもしばしばです。不安やストレスを感じるのは自然なことです。むしろ、不安を感じる力は、変化を感じる力でもあるのかもしれません。「これまでの方法ではうまくいかない」ということを感じているサインと思ってはいかがでしょうか。新しい対処方法、人間関係、環境を整えていくチャンスにすることができます。

「復職に対する不安を持っている女性はきっともっといるはずで、その不安を理解し解消してくれる場ってなかなか無いんですよね。働くことに肩を押してもらえたようで勇気が出ました」というTさんの言葉は、PetitPasにとっても、大きな励ましになりました。

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