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【開催報告】なかまカフェ La Vie「流産・死産を経験した女性たちのピアサポート」2018年6月16日(土)

掲載日:2018年06月28日 スタッフブログ, ピアサポート, レポート, 流産・死産

天使のイラストまさか、こんなことが起きるなんて・・・」。
プティパは、流産や死産という思いもよらない出来事を体験された皆様に
「哀しみをひとりでかかえないで」と呼びかけ、
気持ちを言葉にする場を持ち続けています。

≪今月のなかまカフェ・La Vie≫
6月16日(土)、なかまカフェ・La Vieをふれあいプラザ志木で開催しました。

参加者様の経験
EEさん—長女は3歳になりました。きょうだいを願いながら、2度流産してしまいました。
2回目の流産は、昨年末でした。妊娠4ヶ月、悪阻もおさまりこれから安定期—と思って出かけた妊婦健診でした。
「心拍が止まっています」「すぐに手術を」と告げられました。とても機械的で、気持ちがついていきませんでした。
友人や知人は、妊娠出産ラッシュです。
「赤ちゃんを見に来て」というメールに返信できません。
SNSにも赤ちゃんの写真が溢れて、見ることができません。
出産報告が届くたびに、気持ちが揺らぎます。
☆☆☆
FFさん—4歳の長女にきょうだいができるんだなぁと期待に包まれる日々が一転。
9週で心拍停止となりました。「なるべく早く手術を」と言われ、翌日稽瘤流産をしました。
ちょうど1年前のことでした。
保育園の子どもの同級生たちに、次々にきょうだいが生まれていきます。
つながりのある場所では、どこも出産ラッシュです。
「おめでとう」と言うけれど、もやもやとした気持ち—。
「もうひとり子どもがいたら」という想いが揺らぎ続けます。
☆☆☆
DDさん—(3月に続いてのご参加です。)
専門職で働いていた職場は、体力も必要、残業もありました。妊娠・出産への理解もありませんでした。
マタニティハラスメント—傷つく言葉をいろいろと言われました。
重い悪阻が続き、産婦人科の院長先生が、診断書を書いてくれましたが、職場に届出することができませんでした。
さらに悪阻がきつくなり、健診の時に診断書をお願いしましたが、その日の担当医は聞き入れてくれません。
胎動が弱くなっていく予感がありました。里帰り出産の別の産院で、死産を宣告されました。
入院中も職場から仕事の電話がかかってきました。6ヶ月目のことでした。
「どうして守ってあげられなかったのか」。責める日々が続きました。

≪参加者様のメッセージ≫
自分で考え、納得する人生を歩んでいこうと改めて思いました。
なかなかキズが癒えませんが、同じ経験をした人々と気持ちを分かち合い、少し落ちつきました。
今日はありがとうございました。自分で悩むだけでなく、誰かに分かち合うことで次のステップに向かうことがいいなと思い参加しました。話を聞いてくださった他のお二人、田村さんにも感謝です。自分の経験がいつか人生の糧になるように、ゆっくり歩んでいきたいです。
今回2回目の参加でしたが、お子さんが一人いて、次のお子さんを望んでいたのにかなわなかったというお二人のお話を聞けて、天使ママにもいろんな哀しみがあるのだなと実感しました。周りの妊娠・出産ラッシュとどう向き合っていけばよいのか—。自分が納得して後悔しない歩みをしていきたいなと思います。自分の心と向き合って、出来ることを少しずつ増やしていきたいです。

★★★
ラベンダー
今月の花は、 ラベンダー。
花言葉は、「あなたを待っています」「繊細」「清潔」「優美」「許しあう愛」「期待、幸せが来る」「沈黙」。

≪スタッフからのメッセージ≫
20934胎(平成28年度) 1年間の死産数です。
15% 妊娠に占める流産の割合です。
妊娠を経験した女性の42%が流産を経験しています。

「でも、どうして私なの?」
この哀しみは、誰とでも分かちあえる訳ではありません。
インターネットの時代の今は、ネットの世界でさまざまな情報を得ることができます。
ブログに経験を綴ることや、他の人の経験を知ることも、つながることもできます。

でも、嵐のような怒りや認めたくない感情が溢れるのは、自然な哀しみプロセスです。
気持ちを言葉にする場も大切です。
「まさかこんなことが…」。
「なかまカフェ La Vie」では、流れる涙も気になさらず、赤ちゃんのことをたくさんお話いただきたいと思います。
お別れした哀しみのお話は、いつのまにか精一杯生き抜いた「いのち」のお話になっていきます。
そして、赤ちゃんがパパとママのところに来てくれた意味を受け止めていかれます。
「なかまカフェ La Vie」は、哀しみに寄り添う場として”明かり窓”や”常夜灯”のように灯をつけていたいと思います。

この小さな場を見つけて、いろいろな街から繋がってくださって、本当に有難うございます。

☆★☆
「まさか、こんなことが起きるなんて・・・」。
流産や死産は、思いもよらない出来事。
新しいいのちの宿りや赤ちゃんとの対面への期待が膨らむ日々が一転、
喪失という体験に向き合うことになるのです。

プティパは、「子どもを宿した時から、’母’としての新しい人生がはじまる」と考えています。
8週、27週、そして40週であっても、ひとつのいのちの母であると・・・。
今育てているお子様がいるかいないかではなく、いのちを宿した経験を持つ女性、ご家族にも必要な支援があると思います。
(一般社団法人プティパ ソーシャルワーカー 田村芳香:精神保健福祉士 社会福祉士)

≪information≫
次回の「なかまカフェ La Vie~流産・死産を経験した女性たちのピアサポート」は、7月21日 10時~開催です。
会場はふれあいプラザ志木(東武東上線志木駅)です。
初めての方はもちろんですが、幾度でもお越しいただきたいと願っております。

なかまカフェ La Vie・流産・死産を経験した女性たちのピアサポート 総合案内こちらです。

今年もイベントを開催します。
「いのちのことのは~周産期をめぐる「当事者<体験>」~
流産・死産・新生児死や不妊症・不育症治療体験から考える「いのち」との出会い」
10月21日(日)埼玉県男女共同参画推進センター
まもなくご案内いたします。

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