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【開催報告】育休後職場復帰セミナー~働き方改革時代のわたしたちの子育てと仕事の両立 2019年2月3日(日)

掲載日:2019年02月26日 イベント・セミナー, スタッフブログ, レポート, 育児休業・育休後

ワーキングマザー

  2月3日(日)、育休後コンサルタント®の山口理栄さんの「育休後職場復帰セミナー」をさいたま市(会場:レンタルスペースホーリィ)で開催しました。今年は、「じぶん&パートナーの’育休後’のキャリアをサポートしたい方のために!」というメッセージを込めて呼びかけました。





≪講師プロフィール≫
育休後コンサルタント山口理栄さん育休後コンサルタント 山口理栄さん
総合電機メーカーにてソフトウェアの設計・開発/企画に24年間従事。2006年から2年間社内で女性活躍推進プロジェクトリーダーを務める。2010年育休後コンサルタントとして独立。女性が本来もっている能力を発揮できる社会を作ることをミッションとし、仕事と育児の両立を企業、個人の両面から支援している。
日本女性技術者フォーラム(JWEF)運営委員/NPO法人ファザーリング・ジャパン賛助会員/昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員/【著書】『改訂版 さあ、育休後からはじめよう 〜働くママへの応援歌〜』(労働調査会、2015年)
『子育て社員を活かすコミュニケーション』(労働調査会)

≪講演・育休後職場復帰セミナー≫
 
「育休後職場復帰セミナー2019」は、育休後コンサルタント®の山口理栄さんの講義、ワークシート、グループミーティングを組み合わせて進められました。山口さんのお話のアウトライン、開催風景、参加者の皆様の感想を通して報告します。
育児休業後職場復帰セミナー20190203-1
両立に関する最近の動向
学生を対象にしたある調査(2018年)に拠れば、「子どもが生まれたら育児休業を取りたい、できればとりたい」という男子学生は、64.4%。今や「子育てと仕事の両立支援」は学生の採用戦略の重要テーマです。出産後の就労継続者が出産退職者を上回ったのは、2010年以降のことです。正規社員の7割が仕事を続けています。男性社員の育休取得率も、金融業,保険業は15.76%、情報通信業は12.78%等、国の目標をクリアしている業種もあるのです。
女性活躍推進法の成立、働き方改革の推進等、国の方針も示され、企業・官公庁・自治体等の本格的取組み、社会的通念の変化等、両立を取り巻く環境は、変革の時代を迎えています。
育休後の仕事
ワークシート育休や時短といった両立支援制度は。働き続けたい人が長く働き続けるための制度です。休みたい人が長く休めるための制度ではありません。制度利用に伴うプラス面、マイナス面を把握し、通常勤務に戻す時期とプロセスを考えておいてください。「100年ライフ」では、今の職場に限定することなく、中長期的なキャリア展望を持つことが大切です。
職場復帰前には、「育休後職場復帰面談シート」を活用し、事実に基づいて上司と話しあうことや、同僚に対しては、「申し訳ない」と悩むのではなく、仕事の見える化、情報共有の徹底に具体的に取り組んでいきます。
育休後の育児・家事と夫婦のパートナーシップ
自分(相手)の仕事のために相手(自分)の仕事を犠牲にしていないか?お互い、本心からそれを望んでいるのか?お互いの考え方を伝え、すり合わせてきます。私たちはまだ多くの固定観念に縛られていることも多いのです。子育ては重い仕事であり、「どうして私ばかり…」という気持ちの抱え込みが、子どもに向いてしまうことにより、虐待だけではなく、過干渉・過保護になる等のリスクがあることも知っておく必要があるでしょう。
夫婦の仕事と育児・家事のバランス、夫婦の育児休業取得タイプは、多様な選択肢があります。パパは、仕事と育児の両立をするという覚悟を持つ、ママは、家事、育児で自分の聖域を作らない、自分も大黒柱の半分になる覚悟を持つ。そして、仕事と育児の時間を確保するため両立環境を改善していきましょう。
・育児分担のさまざまなヒント 
1-保育園の送迎 2-保育園からの呼び出し 3-子どもの病気対応
・パートナーの復帰タイミングで
・保活は情報収集・見学から
・仕事と育児の時間を確保するため両立環境を改善しよう
育児休業後職場復帰セミナー20190203-2

≪参加者の皆様の感想から≫
私の意見を代弁していただいたような内容でした。夫婦で参加して良かったです。女性はママ友などで意見交換できますが、男性は愚痴を聞いてもらえる(意見交換できる)環境がなかなかないので、良い機会になったと思います。
妻の私に対する気持ちが聞けて良かった。
一度復帰した時に、仕事と家事、育児全てが中途半端になってしまい、仕事のやり方、キャリアに悩みました。今日セミナーでいろいろお話を聴いて、心が晴れやかとまではいきませんが、「私は固定観念に苦しんでいる」ということが分かりました。主人は協力的ですので、よく話し合って、自分が変わっていかないといけないなと思いました。
夫婦での認識の違いや他の方のお話をお聞きでき、今後の参考になりました。
できれば夫婦で参加したかったのですが、都合がつかず、私と子どもとで参加になりました。夫にも聞いてもらいたい話がたくさんありました。持ち帰って話せるネタもいただいたので、しっかり活用させていただきます。
山口先生のアドバイスやコメントが大変具体的に聞けたので、迷いや悩みがある方にとっては、心強いエールと感じました!今の自分たちができることにフォーカスして、仕事/育児に前向きに取り組みたいと思いました。ありがとうございました。
とても勉強になりました。リアルタイムで育休をとられている方や復帰して時短を利用している方のパートナーシップなど、たくさんのお話が聞けて、今後の支援に活かしたいと思います、山口先生のお話はとてもわかりやすく、簡潔で素晴らしいと思いました。ありかとうございました。
たくさんの意見、気付きのきっかけとなりました。より良い生活環境を頑張って整えます。
同じ子育て世代の意見が聞けて参考になった。主人も同席したが、自分からは「普段どう考えているのかな?」と思うことを山口さんを通して話すことができてよかった。(ふたりだとケンカしてしまうので:笑)

≪謝辞≫
埼玉県男女共同参画推進センター様[後援]
後援承認をいただき、埼玉県男女共同参画推進センターでチラシ配架いただきました。心から感謝を申し上げます。
さいたま市様[後援]
後援承認をいただき、広報のご支援いただきました。さいたま市子育て支援政策課様に心から感謝を申し上げます。

≪スタッフからのメッセージ≫
ジェンダーギャップ指数で、男女格差が最も少ない国、アイスランド。首相は40代の子育て女性。企業の役員や国会議員の4割以上が女性。女性が子育てしながら働き続け、意思決定の場に参加することが当たり前の男女平等社会最前線の国。その鍵は、男性の暮らしぶりにあり、父親の育休取得率は、74%だそうです。(ハートネットTV 平成がのこした“宿題” 第2回「ジェンダー格差」より) 日本の父親の取得率5.14%(平成29年度調査)という数値に、がっかりですが、業種によっては15%を超えていると知ると、嘆いてばかりはいられないという気持ちになります。育休後コンサルタント®の山口理栄さんの「育休後職場復帰セミナー」は、複数の視点から、実に具体的に、じぶんとパートナーがそれぞれに子育てと仕事を両立するための環境をどうするかを考える道筋を導いてくれます。2019年は、特に、両立がもう母親だけの課題ではないこと、父親にとっての両立の課題がさらに具体的に示されたことが印象に残りました。
「すべての人のメンタルヘルス(こころとからだの健康)」をテーマに活動するプティパは、父親の育児休業を産後と復帰にあわせて取得する併用型を推奨したいと思います。出産と共に女性ホルモンが急激に減少することで、女性の心身にはさまざまな影響がもたらされます。初産婦の85%がマタニティブルーを経験し、産後うつ病は妊産婦の10%~15%に発症すると言われています。産後うつを経験された方は、「産後2週間が大切」と言われます。日頃心身の不調を抱えやすい方たちは。妊娠・出産というライフイベントに臨んで、病気の再発を防止し、養生をするために、周囲のサポートを活用しながら、実に慎重なケアをしなければなりませんが、その慎重で用意周到な準備が、すべての家族の当たり前になると良いとさえ思います。出産直後に父親が育児休業を取り、母子に寄り添う意義について、あるパパは、「生まれたての赤ちゃんの世話をすることで、僕は父親になることができた。自分にとって必要な時間だった」と言われました。’いのち’を生み、育てるとは、そういうことだと思うのです。赤ちゃん先生が、そのいのちを通して伝えようとしていることはたくさんあります。子育ても仕事もどちらも価値あること。親として生きる人生を大切したい人たちを、これからも応援していきたいと思います。
(一般社団法人 プティパ ソーシャルワーカー 精神保健福祉士 社会福祉士/育休後カフェ®ファシリテーター 田村芳香 )

≪information≫
育休後カフェ®@さいたま Vol.26」は、3月3日(日)に開催します。
「育休後へのキックオフ~育児休業からの職場復帰直前チェック」がテーマです。
育休後カフェは、育休中または仕事に復帰した方(ママ,パパ)が、同じ境遇の仲間たちと話をするなかで、両立についての悩みを共有し、新たな気づきを得て、自分の中にある’答え’に自信を深めていく場を提供するものです。

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