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【レポート】「妊娠中から夫婦で話し合い、産後に備えた」フロントランナー

掲載日:2019年06月30日 こころがブルーなママたち, スタッフブログ, レポート

すくすく子育て

6月29日(土)の「すくすく子育て」は、「産後 心と体の不調」がテーマでした。

番組には、「妊娠中から夫婦で話し合い、産後に備えた」ご夫婦が出演されました。


「産後は心も体も大変になると聞いていたので、自分がやっていけるか不安でした。そのため、妊娠中から夫婦で話し合って情報を集め、産後に備えるようにしました。その中で、産後ケアの専門家「産後ドゥーラ」(産後のママが体を休め、育児に専念できるよう、有償で家事や育児などのサポートを提供)のことを知り、出産前に予約をしておいたんです。夫も産後2週目ごろから育休を2週間取得しました。
産後は、夫の母や産後ドゥーラのサポート、夫の育休などもあり、産後1か月は家事を全くせずに過ごすことができ、体の回復も早かったと思います。」(NHK くわしい放送内容から転載)

プティパは、以前このママのお話をお聞きしたことがあります。
http://www.petitpas-saitama.org/blog/10778/

ここでは、Hさん(仮称 イニシャルではありません)とさせていただきます。
なぜ、Hさんは「妊娠中から夫婦で話し合い、産後に備え」ることができたのでしょう。
私は、Hさんの人生や人生観に深い感銘を受けました。

・赤ちゃんのいる暮らしを心から望まれていたこと。
・「産後は大変!」という気になることと、「産後の手助けをしてくれる産後ドゥーラがいる」という情報がつながったこと。
・そして、夫の育休、夫の母等、産後しばらくの期間をいろいろな人の手助けのリレーを得て、「孤」育てにならない環境づくりをしていかれたこと。
・さらに、さまざまな人と出会いながら、お子様も育ち、ご自分のキャリアも育つ豊かな時間を願っていること。

Hさんの妊娠・出産に至るまでには、数えきれない障壁も立ちはだかったことでしょう。
「理解ある人」との出会い、あるいは、相手の人を「理解ある人」に変えていく関わりの力が、Hさんの「強み」のひとつです。
Hさんは、「自分らしさを発揮して、自分らしく生きていく」という希望を持ち、セルフマネジメントの力を高めて来られた方であることが伝わりました。
例えば、「産後ドゥーラさんはこの方にお願いしようと」自分で選び、「あなたの望むことはどのようなことですか」とプランづくりを通して、自分の必要なことを考えたり、一緒に子育てをしているという実感が得られ、信頼関係が深められる豊かなサポートであったと感じます。
パ―トナーが産後2週目ごろから育休を2週間取得されたことは、パパにとっても意味のある必要な時間であったことを伺いました。
(Hさんのお体験をお聴きしてからは、育休はパパがパパとしての自信を深めるためにも大切とお伝えするようにしています。)

さまざまな人との出会いを通して、Hさんやパートナーがママとパパになっていかれていることがとても素晴らしいと感じました。

「生活がうまくいっている人には、目標と夢がある。
生活がうまくいっている人は、願望を達成するために、彼らのストレングスを用いている。」
Hさんの人生や人生観は、リカバリー志向と重なり合うもので、私にとってもさまざまな学びをいただきました。
「妊娠中から夫婦で話し合い、産後に備えた」フロントランナー

☆☆☆
メディアは、限られた時間、限られた紙幅で、限られた情報を伝えるもの。
エピソードの背景まで汲み取ることは難しいこととは思うのですが・・・。
妊娠、出産、子育て期は、サポートがあれば良い・・・という、画一的な受け止めに留まるとしたら、それは少し残念な気がします。
妊娠、出産、子育て期の家族の支援は、赤ちゃんのいのち、お母さん、お父さんの人生を応援するもの。
豊かな人と人の出会いを通して、お子様も育ち、ママやパパも成長をされていかれるものなのだと思います。

令和のはじまりの今は、どの街に暮らしていても、「子育て世代包括支援センター」がある時代の入口です。
私たちはこれまで、「制度の限界」、「制度の狭間」等という言葉を、「仕方のないこと」という意味あいで思い込まされたと思うのですが、まずそのような意識を払拭したいものです。
ひとつひとつの支援は万能が、だからこそ、家族一人ひとりを当事者として、その人の人生を応援するために、「理解ある人」として存在していくことを出発点にしたいものです。

その方にとって必要なサポートは、実は一人ひとり異なります。
これから、どの街で暮らしていても、必要なサポートが得られる時代になることは楽しみですが、ママやパパが自分自身の課題と向き合い、考えたり、気付きあったりする場や、それに寄り添う人の存在が必要かなと思うので、プティパの活動もゆっくり続けていこうと思います。
(一般社団帆人プティパ ソーシャルワーカー:田村芳香 精神保健福祉士 社会福祉士)

【information
プティパは、子育て期の女性のこころとからだのトータルサポートを提供しています。
特に、メンタルヘルスのサポートが必要な方のプログラムと予定をご案内します。
こころがブルーなママたちのピアサポート~なかまカフェ「ルポゼ」(毎月開催)
 7月20日 8月24日 
育休後カフェ® for メンタルヘルス(毎月開催)
 7月13日 8月25日 
子育てママと家族の相談室

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