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【開催報告】育休後カフェ® @さいたまvol.28~2019年10月20日(日)

掲載日:2019年11月06日 スタッフブログ, レポート, 育児休業・育休後

ピアサポート(育休後)

10月20日(日)、「育休後カフェ® @さいたま」(第28回)をカフェ土瑠茶(さいたま市浦和区)で開催しました。

≪育休後カフェ®とは≫
育休後カフェ®は、育休中または仕事に復帰した方(ママ,パパ)が、同じ境遇の仲間たちと話をするなかで、両立についての悩みを共有し、新たな気づきを得て、自分の中にある‘答え’に自信を深めていく場を提供するものです。

育休後カフェ®は、育休後コンサルタント山口理栄さんが提案し、2011年5月のオープン以来、全国各地で開催されました。現在は、育休後カフェ®ファシリテーター養成もはじまり、全国各地に育休後カフェ®が広がっています。
育休後カフェ@さいたまは、2012年1月、ひとりのワーキングマザーの呼びかけで第1回がスタートしました。
その後、プティパ主催で毎年数回定期開催を続け、今回は28回目になりました。
「子育ても仕事も大切にしたい」と願うママやパパ同士、両立についての悩みや関心あるテーマについて話しあいましょう!

≪ファシリテータープロフィール≫

育休後コンサルタント山口理栄さん育休後コンサルタント 山口理栄さん
総合電機メーカーにてソフトウェアの設計・開発/企画に24年間従事。2006年から2年間社内で女性活躍推進プロジェクトリーダーを務める。2010年育休後コンサルタントとして独立。女性が本来もっている能力を発揮できる社会を作ることをミッションとし、仕事と育児の両立を企業、個人の両面から支援している。
日本女性技術者フォーラム(JWEF)運営委員/NPO法人ファザーリング・ジャパン賛助会員/昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員/【著書】『改訂版 さあ、育休後からはじめよう 〜働くママへの応援歌〜』(労働調査会、2015年)
『子育て社員を活かすコミュニケーション』(労働調査会)

≪育休後カフェ®@さいたま2019≫
「育休後カフェ@さいたま2019」は、ゲストトーク!
第1部は、ゲストトークで「育休後」のリアルをシェア。
第2部は、参加者の皆様の悩みや関心あるテーマでグループトーク。
アフターランチでは、cafe土瑠茶のランチをいただきながらフリートーク。

≪ゲストトーク≫
第1部 ゲストトークは、けいさんです。
・けいさんの自己紹介 
3歳と1歳の母。ゆるめの営業職として働く中、転職後3年目に第一子出産。9か月間の産休育休を経て復帰する。時短勤務をするも時間制限がある中で働くことに対するモチベーションの保ち方に悩む中、第二子を妊娠し復帰から約1年後、2回目の産休育休へ。現在は復職し、時短で勤務中。夫は2回とも2か月間の育休を取得。仕事をすることも家庭を持つこともみんながもっと前向きに思えればいいなと考えています。仕事との向き合い方や子育てについてまさに試行錯誤の真っ最中ですが、一緒に何かを学べたらうれしいです。
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けいさんは、「この4年間を振り返って」というテーマで、ご自身の体験をお話くださいました。

育休と職場復帰(第1子)
・転職直後の妊娠・出産。「必要な人間」と思ってもらえるように、戻っていい人材でありたいと意識した。
・職場を離れることが不安で、育休中も働けないかと相談したが、人事からはNGとなる。
・卒乳前の復帰のため、9時~15時の時短勤務で復帰。
育休と職場復帰(第2子)
・妊娠中、時差通勤(9:30~15:30)を利用し、通勤の負担軽減。とても快適だった。
・残業、出張も事前に調整できれば対応可能ということを伝える。
・育休中も職場の状況がわかるようにしたいと相談し、PC継続貸与(全社情報閲覧可)が決定する。
夫の育休(第1子 予定日1週間前~産後1か月半まで)
・すべての“初めて”を共有できた。
・母乳以外のスキルの差はほとんどない。
・“育児ほんと大変”の共通認識→復帰後も早く帰ってくるようになる。
夫の育休(第2子 出産~産後2か月まで)
・2人目&よく寝る子だったので、日中は穏やかな夫婦の時間も。
・上の子の相手をすることができた。(とは言え、“ママがいい”が多くパパ必死)
・一人目の時の反省から意識的に息抜きをする。
職場に対して思うこと
・6月に2回目の職場復帰をしたが、「この年度の評価は受けられない」という初耳ルールがあることを知る。ショック。「いらないと言われています?」と思わず問いかける。
・先輩の協力もあり、評価対象になったが、根本的に理解のない会社だと痛感した。
・おかしいと思うことは言い続けなければならない。
父親の子育てに対して思うこと
・子育てに関して、何でも「ママ」と言わないで。親は二人いる。
・授乳以外、父親に出来ないことはない。
・今度「パパのためのヘアアレンジ講座」を企画する。
・どうしたらもっと子育て/生活楽になる? どういうことが理想かを考えたい。
なんで働く?
・家族がやりたいことを応援できるように、選択肢を持つため。
・そのために適切な収入を得て、今の職場にしがみつかなくてもいいスキルを身に付けたい。
・家―保育園―仕事、以外の余白を作り、趣味、第三のつながりを創りたい。

第2部 グループトーク
夫とのパートナーシップ
家事や子育てがじぶんゴトの夫ならよいけれど…。他人ゴトの夫はどうしたら?
仕事の評価
・どこにも書いていないのに…。「評価対象外」というショッキングな内規がある。
会社の風土
・制度があっても、子育てをしながら働き続けたい女性のキャリアを育てる土壌がない。
子どもの緊急時の対応
・女性活躍を奨励する職場でも、いざという時の手助けがなく、子育てとのバランスが難しい。
仕事を続けるモチベーション。
・子どもの病気は、0歳がピーク。
二人目の子育て
・2、3歳は、まだ赤ちゃん。
パートナーのこと、子どものこと、そして、仕事のこと、社会のこと。話題は尽きません。

≪育休後コンサルタント®山口理栄さんからのメッセージ≫
パートナーに届く、言葉かけとは? 父親は子育てに対する情報量が圧倒的に少ないことを踏まえておく。
おかしいと思うことに、声を上げ続ける。男女の対等性がある諸外国も「おかしい」と声をあげ、裁判で権利を勝ち取ってきた。さらに、メディアもあるべき社会を問いかけた続けた歩みがある。
日本では、罰せられなければ―という風土は根強いが、社会の流れは、着実に変化している。社会の動きを掴み、職場の可能性も見極めていく。
夫以外の人にも、子育ての応援を委ねていく。自分の気持ちに余裕を持つことが最優先。何を手離すかを考えると、何に集中すべきかを考えることができる。
自分らしくいられる場所はどこかを考えてみる。それが、仕事であれば、持続するための手立てを講じていく。
保育にゆだねることに罪悪感を持たない。北欧では、子どもの社会性を育むためにも保育は大切とされている。
20191020-育休後カフェ@さいたま-vol.28-2

≪参加者の皆様の感想から≫
自分だけが大変で辛いというわけじゃないこと、もう少し頑張れば楽になる日が来るということがわかってよかったです。また、自分の人生を「コーディネートする」という言葉がすごく刺さりました。明日から、より人生をエンジョイできるように、何が出来るか考えていこうと思います。ありがとうございました!
こんな体質の会社は自分のところだけ?こんなにツライのは、自分だけ?と思ってもんもんとしていました。今日ここへ来て、いろいろな方のお話を伺うことで、客観視するという時間をいただくことができました。自分の状況を誰かの口から整理していただくことで、こんなにも気持ちが落ち着くのかと驚きました。今日はどうもありがとうございました。
話をする機会をいただきありがとうございました。普段話すことのない、自分のもやもやを話し、整理する場として、とても貴重な場となりました。皆さんそれぞれの立場で、いろんな思いを抱えて頑張っていらっしゃることに、自分もまた頑張ろうと思うことができました。

≪アフターランチ≫
カフェ土瑠茶のアフガニスタンカレーやキッシュプレートをいただきながら、アフターランチで情報交換をしました。
離乳食は、かぶ、じゃがいも、ブロッコリー、タラ。それにチーズでまろやかさ。おいしいお顔で、もっともっと。
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≪謝辞:カフェ土瑠茶様≫
日曜日にもかかわらず「育休後カフェ@さいたま」開催にご協力いただき、本当に有難うございました!

≪スタッフからのメッセージ≫
「育休後カフェ®@さいたま」の第28回のゲストトークは、けいさんの体験を伺いました。
妊娠中から嫌な思いをしたことがないという職場ですが、人事の考え方は「ザ・日本企業」の実情が…。評価対象外になるというルールに「いらないということですか?」と、おかしいと思うことに声を上げるけいさん。
パートナーは、2人のお子様の出産後は、2ヶ月の育休を取得。二人で一緒に親としての人生をスタートされました。「授乳以外、父親に出来ないことはない」と、パパたちのスキルアップのために「パパのためのヘアアレンジ講座」を企画する行動力に溢れるけいさん。
未来も描きながら、「今」という現実に真摯に向き合うけいさんの生き方が伝わりました。
息をつく時間もない日々に、丁寧なふりかえりに取り組んでいただき本当に有難うございました。

グループトークは、アフターランチの時間も含めてロングバージョンで続きました。
ママだけでなく、パパにとっても、子育ても仕事も両立しながら、自分らしく生きる社会になってほしい…と願いながら、皆さんが努力されていることが、ひしひしと伝わってきました。
育児・介護休業制度を社会にビルトインするまでに、どれほどの時間を要したことでしょう。
そして、制度を旗印に、子育てをしながら働くという生き方を社会にビルトインするまでに、四半世紀をかけてきました。
令和は、時代の風を感じながら、自分たちの人生に必要な環境をコーディネートしていく視点が欠かせません。
今の皆さんの苦労は、あるべき未来へのロールモデルに違いありません。
今、育てているお子様たちが親世代になる頃に、同じ苦労を抱える社会でないように。

「育休後カフェ® @さいたま」は、仕事も子育ても自分らしく続けていこうと願う皆さんの「港」でありたいと思います。
いつでもご帰港ください。
(田村芳香:一般社団法人 プティパ  ソーシャルワーカー/精神保健福祉士・社会福祉士 育休後カフェ ファシリテーター)

information≫
育休後コンサルタント 山口理栄さんの埼玉プロジェクトは、 café土瑠茶で続きます。
小学生以上ま子育てと仕事の両立 11月10日(日)
育休後カフェ@さいたま vol.29 12月1日(日)
《育休後・職場復帰セミナー2020》働き方改革時代のわたしたちの子育てと仕事の両立 2月16日(日) 
育休後カフェ@さいたま vol.30  3月15日(日)  
育休後カフェ@さいたま 総合案内はこちらです。

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