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あんしん子育て’サポートプロジェクト第4回学習会(10月19日) 「うつ病の親をもつ子供たちへのサポート」開催報告

掲載日:2013年10月27日 こころがブルーなママたち, イベント・セミナー, スタッフブログ, レポート

10月19日(土)、’あんしん子育て’サポートプロジェクト第4回学習会を武蔵浦和コミュニティセンター(さいたま市南区)で開催しました。
第4回テーマは、「うつ病の親をもつ子供たちへのサポート」です。ご家族のうつ病をお子様にどのように伝えたらよいのでしょう。
講師は、絵本『ボクのせいかも…ーお母さんがうつ病になったのー』を制作・出版されたプルスアルハの細尾ちあきさんと北野陽子さん。
子どもたちの気持ちに寄り添うヒントや自分への気付きもいっぱいのプルスアルハさんのワークショップの様子をご報告いたします。
大和証券福祉財団「平成24年度(第19回)ボランティア活動助成」採用プロジェクト
後援:さいたま市
≪講師プロフィール≫
プルスアルハ
精神科の看護師Ns+医師Drの心理教育ツール制作+普及ユニット.

北野陽子さん(精神科医)と細尾ちあきさん(精神科看護師)は、 さいたま市こころの健康センターの仕事の経験を生かし、2012年 4月に独立。
オリジナル絵本の制作をはじめとして、ご家族や支援者の方が 使いやすい「必要だけどこれまでになかった」心理教育ツールの企画制作と普及活動に取り組んでいます。
【著書】

『ボクのせいかも…ーお母さんがうつ病になったのー』(ゆまに書房2012年12月)
『お母さんどうしちゃったの…ー統合失調症になったの・前編ー』(ゆまに書房2012年12月)
『お母さんは静養中ー統合失調症になったの・後編』(ゆまに書房2012年12月)
☆写真は、「プルスアルハの本のコーナー」。マスコットキャラクターのゴマスキーも一緒に来てくれました。
☆プルスアルハホームページhttp://pulusualuha.p2.bindsite.jp/

≪第1部: 子どものサインと対応など≫
お母さんがうつ病などの精神疾患にかかり、入院や治療をしなければならない時、子どもたちにはどう関わっていけばよいのでしょう。プルスアルハさんの手作りのシートを使って、「幼児期」、「学童期」それぞれの時期の特徴や関わりのポイントを学びました。
幼児期
子どもの不安は、からだや行動に現れたりします。「自分のせい?」「きらいになったの?」、「悪い子だから」と自分を責めたりします。また、「良い子になる」、「顔色をうかがう」、「機嫌をとる」など、大人が気付きにくいサインもあります。「大好きよ」のひとことを添えて、「〇〇のせいじゃないよ」と伝えてあげてください。
<ポイント>
頭痛や腹痛は、仮病ではなくて、実際に子ども自身が何かしんどさを感じて、自分の知っている言葉で精一杯「頭がいたい」、「お腹が痛い」と言っているのです。
「頭痛いんだね」、「お腹が痛いんだね」と共感してあげることは必要かもしれません。反対に子どもにもストレスがあると聞くと、「今、何かしんどいことないの」とか、「困っているの?」とか、「幼稚園が楽しくないの?」とか聞きがちです。先回りした質問をするのではなくて、本人の不調に共感してあげるということは、子どもにとっては、「パパやママは、自分のことを信じてくれたんだ」ということに繋がると信じて関わってください。
学童期
子どもの個性などによって、からだ、行動、気持ちはさまざまです。時には、登校しぶり、勉強に集中できない、落ち着きがない、イライラしているという状態になることもあるかもしれません。また、「自分がなんとかしなければ」、「聞いちゃいけない」、「聞かれたくない」などの気持ちを感じていたりもします。 ひとりで抱え込まずに、学校の先生と相談したり、短い時間でも、子どもに関心のあること、好きな時間を一緒に過ごすことも大切にしてください。
<ポイント>
頭が痛い、お腹が痛いというのはよくあるサインです。落ち着きがない、イライラしているということもあります。気付きにくいタイプもあります。子どもなりに頑張っています。例えば、ゲームなども子どもなりに自分ができることをしている表れかもしれません。
「自分が何とかしなければ」、「頑張りを見せなければ」という気持ちが加わるのもこの時期の特徴。「このことは聞いてはいけないんだ」、「聞いて欲しくない」という気持ちもあります。
でも、子供の行動、サインはすべて親の病気と結びついている訳ではありません。
マイナス思考のグルグルに嵌っている時には、「私のせいだ。あの子はやっぱり私が病気で声をかけられなかったからダメなんだ」など、ひとつのことにできていないことに嵌ってしまって、ムードメーカーだったり、すごくパパやママが好きだったり、妹や弟の面倒見が良かったりという、その子の良さが見えなくなってしまうことがあります。ひとつの事を全部自分に結びづけてしまわないで・・・。
頭やお腹が痛いという体の手当ては、小児科に相談してください。
そして、ひとりで抱え込まず、学校の先生等にも相談できたらいいですね。家では良い子だけれど、学校ではやんちゃくれ。その逆のパターンもあるかもしれません。

絵本の朗読
『ボクのせいかも…ーお母さんがうつ病になったのー』を紙芝居にして、ちあきさんが読んでくださいました。
「お母さんがないている、どうしよう、ぼくのせいかも・・・」
ちあきさんの関西弁が、主人公のスカイとその家族の心の交流の優しさ、あたたかさを、深く、深く伝えてくれました。
[写真:プルスアルハfacebook] 



 ≪第2部: 個人ワーク‘自分の強み子どもの強みをみつけてみよう’≫
第2部は、「プルスアルハの気付きのワーク」です。

参加者の皆さん、それぞれの「自分の強み、子どもの強みを見つけてみよう」に取り組みました。

 

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