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なかまカフェ La Vie「流産・死産を経験した女性たちのピアサポート」2015年1月23日(金)開催報告

掲載日:2015年01月26日 スタッフブログ, ピアサポート, レポート, 流産・死産

天使のイラスト「まさか、こんなことが起きるなんて・・・」。
プティパは、流産や死産という思いもよらない出来事を体験された皆様に「哀しみをひとりでかかえないで」と呼びかけ、気持ちを言葉にする場を持ち続けています。



≪今月のなかまカフェ≫
1月23日(金)のなかまカフェは、東京都内からお越しくださったNさんと続けてご参加くださるEさんをお迎えしました。

Nさんは、先月初めての授かったお子様と5ヶ月でお別れしました。お仕事にも区切りをつけ、出産に向けて期待を膨らませていました。「まさにこんなことが起きるなんて―」。パートナーと支え合って過ごしてきたそれからの日々でした。
クリスマスや新年―。街中に「おめでとう」の空気が充ち溢れるこの季節を、どんな気持ちで越えて過ごして来られたのでしょう。
「誰にも会いたくない―」。この経験をされた多くの方が、哀しみの出来事を知る人にも、知らない人にも、様々な気遣いをしながら過ごされます。まさかの出来事が起こった頃に届いた友人からのお知らせには、「無事に子どもが誕生しました!」とありました。「おめでとう」と返信をされたNさんでした・・・。
哀しみの時間は、ほとんどご自宅でパートナーの帰宅を待ちながら一人で過ごされたNさんは、「久しぶりにパートナー以外の人と話ができました」と、さまざまな気持ちをしっかりと言葉にしてくださいました。電車に乗るのも久しぶり。初めての街、志木にようこそお訪ねくださいました。
Nさんは、哀しみの体験を見つめながら、もう一度、今度は、無事な出産を―と願う心がしっかりと芽生えていらっしゃいました。

そんなNさんを見守りながら、今回で10回目のなかまカフェのご参加になるEさんは、もうすぐ、2回目の「あの日」を迎えます。お子様の誕生の翌日が突然のお別れの日にもなった「あの日」。新しい涙が溢れます。「あら、Eさんが、お子様のことを話してくださった」。どんな姿かたちをされていた、かわいい赤ちゃんだったかを、初めてお聴きしたのでは? Eさんにも、また、新しい時が訪れていることが伝わってくるようでした。

≪参加者様の感想-アンケートから≫
今日は、予想外の出来事が数多くあり、無事、自分に無理することなくお話ができるだろうか…と不安な気持ちになっていました。当事者でありながら、それだけではない気持も芽生えていることにも気付きました。Nさんが今日来てよかったと思えたら良いなと―。
今日はありがとうございました。今まで、自分の日記にしか書いていなかった気持ち…、誰にもいえなかった気持ちを言葉に出来たことで、少しスッキリした気持ちになりました。同じ経験をした方だからこそ、言えたんだと思います。ずっと自分に自信をなくしていたので…。客観的に自分を見てもらえて、良いところも見つけてもらえて、嬉しかったです。自分はこれでいいんだ!と思えました。

 天使の涙真は、baby-tears 天気の涙 世界一小さな花を咲かせます。
花言葉は、変わらぬ愛

 ≪スタッフからのメッセージ≫
少し遠くの街からお越しくださったNさん。偶然にも、その街は、私が青春時代を過ごした大切な場所でした。プティパは世話人にすぎなくて、何かもっと大きな存在のマネージャーがいて、その日訪れる方のスケジュール調整をしているのでは?といつも思います。今月も、その大きな誰かが、なかまカフェ・La vieに、新しい仲間を誘ってくれました。緑溢れるその街で、普段の暮らしを取り戻して、天気の良い日はジョギングもされているというNさん。風や陽ざしや新芽をひそかに育てながら冬を越す木々に囲まれながら、Nさんが命と向き合う時間は、哀しみの体験を受入れ、越えていく大切な時間と感じます。
Eさんがパートナーと「哀しみの体験」を共有していく生き方には、いつも新しい気付きをいただきます。女性と男性は、感じ方も経験することも違います。違っているから、どうせわかってもらえないのだから―と、気持ちに蓋をしてしまうのではなく、「今、ここで」ご自身が感じていることを、精一杯言葉や行動にして伝えようとするEさんの生き方に、パートナーシップは育むもの―という学びをいつもいただいています。

☆★☆
経験した人同士だから伝わることがあります。同じ空間で話すことで、五感を通して、自分の’こころ’に降りていく何かがあります。
流産、死産の経験は、誰にでも気軽に話せることではありません。その体験をわかちあう場は、まだ、どの街にもあるという状況ではありません。「なかまカフェ La vie」は、ささやかな「港」ですが、毎月小さな灯を灯し続けて参りたいと思います。
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「まさか、こんなことが起きるなんて・・・」。
流産や死産は、思いもよらない出来事。新しいいのちの宿りや赤ちゃんとの対面への期待が膨らむ日々が一転、喪失という体験に向き合うことになるのです。
プティパは、「子どもを宿した時から、’母’としての新しい人生がはじまる」と考えています。8週、27週、そして40週であっても、ひとつのいのちの母であると・・・。
今育てているお子様がいるかいないかではなく、いのちを宿した経験を持つ女性、ご家族にも必要なご支援があると思います。

≪information≫
次回のなかまカフェ「流産・死産を経験した女性たちのピアサポート」は、2月20日(金)午後に開催します。開始時間は13時からとさせていただきます。→詳しくはこちらをご覧ください。

≪謝辞≫
流産・死産経験者で作るポコズママの会」様のサイトに毎回の開催情報を掲載いただいています。毎月、本当に有難うございます。
一条工務店住宅展示場会場をご提供くださいました、一条工務店様有難うございました!
木の香りのする落ち着いた空間で、今月もゆっくりと深いお話をすることができました。

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