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なかまカフェ La Vie「流産・死産を経験した女性たちのピアサポート」2015年5月22日(金)開催報告

掲載日:2015年05月23日 スタッフブログ, ピアサポート, レポート, 流産・死産

天使のイラスト「まさか、こんなことが起きるなんて・・・」。
プティパは、流産や死産という思いもよらない出来事を体験された皆様に「哀しみをひとりでかかえないで」と呼びかけ、気持ちを言葉にする場を持ち続けています。

 ≪今月のなかまカフェ・La Vie≫
5月22日(金)のなかまカフェ・La Vieは、20週から27週で赤ちゃんとのお別れという共通の体験をされた3人の方たちが出会いました。
「妊娠、出産に’安定期’という時期はないことを知りました」。3人に共通する想いです。
つわりの時期を乗り越えて、出産に向けての準備をはじめた頃に、突然告げられた赤ちゃんの異変。心音が聴こえない。あるいは、このままでは育たないとの宣告。戸惑いの中での手術―。医療技術やグリーフケアへの配慮が進んだ現代であっても、産むための病院は、お別れが決まっている’出産’に挑戦する妊婦さんのための環境ではありません。産声が間近に聞こえる同じ場所で、赤ちゃんとの対面をしなければなりません。授乳の時間を告げる館内放送、嬉々として赤ちゃんのいる部屋に向かうママたちの姿・・・。そんな光景を目の当たりにしながら、’出産’のための準備を、時には、数日続けなければなりません。

ラベンダー篭入今回、初めてLa Vieにご参加くださったGさんは、間もなく仕事へ復帰します。「職場の人たちは、事情を伝えることは出来ますが、お仕事で出会うお客様には、どのように事情を話せば良いのか、不安です」。これは、FさんやSさんが、通ってきた道です。実際の体験を聴くことで、これから起こることの見通しを持つことが出来ます。

「小さなお骨になった子どもとどう過ごしていますか?周囲の人もそろそろお墓に・・・と気遣ってくれるのですが?」とGさん。このテーマは、先月、Sさんが一番知りたかったことでした。
Eさんは、もうすぐこの青葉の季節に2度目のお子様の命日がめぐってきます。Eさんはお子様をいつも近くに感じることができるように、いろいろなメモリアルを工夫されました。小さな足型は、ペンダントトップに。肌身離さず、いつも一緒です。天使になったお子様の絵画を描いてもらい、お部屋でもいつも近くに感じることができます。
Sさんは、パートナーとしっかり話し合い、「私たちのやり方」を心ひとつに決めることが出来たそうです。
La Vieて出会った皆さんは、それぞれに、「私たちのメモリアル」を大切にされています。
今ここに感じることができない命に対して、周囲にいる人たちは、その存在を感じることができません。ですから、それぞれの信じる宗教観や価値観に添って、弔うことで心を添わせたいと思いがちです。

ラベンダーでも、流産や死産、新生児死をご体験された方たちは、その弔うという実感とは別の世界を求めています。それは、母の胎内で生き抜いた命の存在をいつも近くに感じながら、「家族」になる道ではないかと感じます。ご夫婦でお気持ちを通わせながら、信じるやり方を見つけていかれることが何より―。

Gさんの5歳になる姪ごさんが、「赤ちゃんはお城で遊んでいるのよ。私もお城で遊んでたら、ママが迎えに来たの」とお話をしてくれたそうです。胎内記憶を持つお子様でしょうか。La Vieご参加者様の中にも、ごきょうだい児がそのようなお話をされていた等とお話しくださることもありました。いのちの存在を知っているお子様たちがいらっしゃるのですね。Gさんもまた、5歳の姪ごさんに最良のグリーフケアを受けたと微笑まれていました。

「7ヶ月で第一子を死産で出産しました。原因不明の心配停止でした」というGさんのメッセージをお伝えしましたら、2年前、27週で同じ体験をされたFさんと早期破水による20週での人工妊娠中絶を体験されたSさんが駆けつけてくださった今月のなかまカフェ・La Vie。それは、お子様と共に生きる未来を語る時間でもありました。

天使の涙写真は、baby-tears 天気の涙 世界一小さな花を咲かせます。
花言葉は、変わらぬ愛


≪参加者様のメッセージ≫
同じ経験(死産)でも、週数や状況が似ていたので、とても話がしやすかったです。参加された方々が、とても話しやすかった事もよかったです。ネットやブログで吐き出したり、見たりして、頭ではわかっていた事がたくさんあったけど、言葉にすると思わぬ所で涙が流れたので、皆さんの前でお話する機会があってよかったです。不妊で頑張っている方のお話を聴いて、とても勇気づけられました。
同じような経験をされた方々と気持ちを共有することができて貴重な時間でした。思った事を人には話すことができず、自分の中でため込んでましたが、今日は、聞きにくい事、疑問、いろいろな話ができました。今は、将来に向けて前向きです。次に向けて、体のコンディション、気持ちを整えて前向きに過ごそうと思います。
今日は、久しぶりに参加させていただきました。同じ週数で赤ちゃんをなくされた方とお話させていだき、2年前の自分の経験を振り返りながら、一歩一歩ずつでも前に進んでいることができている事に、また改めて主人や周りの方々に感謝の気持ちです。まだ、我が子のことを思い出す時、辛い時もありますが、その心を持ちながらも、前向きに生きていこうと思います。ありがとうございました。

≪スタッフからのメッセージ≫
「なかまカフェ・La Vieには、’マネージャー’がいるのですよ」と参加者様にお話しております(笑)。何か大きな力に引き寄せられるように、この小さな集いの場で出会う方々。今月も、’マネージャー’さんの見事なキャスティングで、豊かな時間となりました。
なかまカフェ・La Vieは、「哀しみをひとりでかかえないで」というメッセージだけをお届けしています。皆様ご体験は、おひとりおひとりすべて違います。でも、「赤ちゃんとのお別れ」という、哀しみの体験だけは共通です。その共通点から、感じ合える何かを大切にしながら、ご自分の人生を大切に、大切に生きて欲しいと願っています。

☆★☆
「まさか、こんなことが起きるなんて・・・」。
流産や死産は、思いもよらない出来事。新しいいのちの宿りや赤ちゃんとの対面への期待が膨らむ日々が一転、喪失という体験に向き合うことになるのです。
プティパは、「子どもを宿した時から、’母’としての新しい人生がはじまる」と考えています。8週、27週、そして40週であっても、ひとつのいのちの母であると・・・。
今育てているお子様がいるかいないかではなく、いのちを宿した経験を持つ女性、ご家族にも必要なご支援があると思います。

≪information≫
次回のなかまカフェ「流産・死産を経験した女性たちのピアサポート」は、6月26日(金)13時に開催です。初めての方はもちろんですが、幾度でもお越しいただきたいと願っております。→詳しくはこちらをご覧ください。

≪謝辞≫
流産・死産経験者で作るポコズママの会」様のサイトに毎回の開催情報を掲載いただいています。毎月、本当に有難うございます。
20140330gooddo一条工務店会場をご提供くださいました、一条工務店様有難うございました!今月もゆっくりと深いお話をすることができました。

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