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なかまカフェ La Vie「流産・死産を経験した女性たちのピアサポート」2015年7月24日(金)開催報告

掲載日:2015年07月26日 スタッフブログ, ピアサポート, レポート, 流産・死産

天使のイラスト「まさか、こんなことが起きるなんて・・・」。
プティパは、流産や死産という思いもよらない出来事を体験された皆様に「哀しみをひとりでかかえないで」と呼びかけ、気持ちを言葉にする場を持ち続けています。

≪今月のなかまカフェ・La Vie≫
百日草
7月24日(金)、夏本場の暑さの中、埼京線、武蔵野線、有楽町線等、遠くの街から4人の方が、なかまカフェ・La Vieをお訪ねくださいました。

Iさんは、ちょうど一年前、27週でお別れしたすぐ後になかまカフェ・La Vieにご参加くださいました。「あれから変化した気持ち、変わらぬ気持ち、いろいろとお話し出来たら」と思われての再訪です。2月には、流産も体験されました。
Jさんは、切迫流産の恐れがあり入院をし、数日後に帝王切開手術の予定も決まっていました。「もうすぐ会えるね」と膨らむ期待が一転。心音が聞こえない。36週でのお別れでした。それは、1ヶ月前のこと。原因は不明です。

37週目の健診の経過も問題なく、Kさんは、母となる日を信じて帰宅。母の直感は、胎動が弱くなっている異変を見逃しませんでしたが、一日待って通院した時には、もう心音は届きませんでした。「あの時、すぐに病院に行っていれば」と自分を責める日々が、1ヶ月続いています。

「7月24日は息子の5回目の月命日」とび参加くださったLさんは、38週でのお別れでした。原因は不明です。
★☆★
共通の体験を持つ皆様の話題はさまざま―。

《安定期’という時期はないことを知りました》
大学病院など、信頼できる医療機関に通院・入院しているのだから、大丈夫という気持ちがどこかにありました。なのに、どうして? 何故、赤ちゃんの命を助けることができなかったのか。
初めての妊娠で「異変」を「異変」と感じた時には、もう手遅れでした。

《芸能人や友人・同僚の出産報道に心が乱されます》
テレビには芸能人の出産報道が溢れています。「どうして、私の赤ちゃんが亡くならなければならなかったのか」と思い、自分の心に淀むさまざまな感情に苦しみます。
母になっての再会を約束しあった、友人や同僚から、出産報告が届きます。赤ちゃんとのお別れをどう伝えればよいのか。このまま友人や同僚から遠ざかっていくのでは?

《夫との支え合い》
あまり泣くことのない夫。その夫がわが子のために心から涙した日。私が妻でなければ、父になれたのでは?と自分を責めることもありました。
まさかの急変の後、’出産’までの数日を病院で過ごし、連日夫も付き添ってくれました。授乳室の隣室の個室で、赤ちゃんの泣き声が途絶えることがありません。分娩の苦痛に耐える自分はともかく、夫の方が泣き声に心労を募らせました。元気な赤ちゃんを産めなかった自分を責めました。

《小さな赤ちゃんとともに》
骨壷は夫のお墓に納めました。夫につながるあたたかな人たちに護られていると思えます。義姉が手作りしてくれたテディベアに毎日名前を呼びかけて過ごしています。
まもなく四十九日を迎えます。
子どもの名前が刻まれたクロスペンダントが、単身赴任中の夫と自分の絆を深めてくれています。

《育休のつもりが産休になりました》
出産予定の同僚が多い職場です。母となっての復帰を約束しあい、祝福されて産休を迎えました。そのまま育休になる予定で、職場の代替人事も整えられました。ところが、まさかの出来事。まもなく8週間の産休が終わります。この出来事を知らない人たちと仕事が出来れば気持ちは楽なのに・・・。上司や同僚にどう話せばよいのか。どう受け止められるのか? 職場復帰への不安が募ります。
出産後は、育児に専念するつもりで、仕事を辞めました。今は、何をすれば良いのか、先のことを考える余裕はまだありません。

《わが子との対面》
安らかな子どもとの対面ができた日。良い’出産’ができたと心から思えます。
病院の配慮があり、穏やかな環境で’出産’ができたことに感謝しています。
助産師さんのあたたかな関わりが、哀しみの渦中の支えになりました。

天使の涙写真は、baby-tears 天気の涙 世界一小さな花を咲かせます。
花言葉は、変わらぬ愛


≪参加者様のメッセージ≫
日頃、がまんしてしまって、気持ちを話せる機会がなかったので、お話できて、とても良かったです。また、体験者の方の話をいろいろと聞けて、参考になりましたし、励まされました。また、機会がありましたら、参加させてください。
ひとりで毎日いろいろと考えて過ごしてきました。同じ体験をされた方と直接お話が出来て、共感出来ることがたくさんあり、気持的にとてもすっきりしました。本日は有難うございました。
勇気を出して参加して本当に良かったです。だんだんと、普通の暮らしに戻っていることは良いことだけれど、息子の話や時間が経ってもつらい気持ちが話せる機会はなかなかないので・・・。また、参加できたらと思いました。この回をぜひ続けていただきたいです。
本日は本当にありがとうございました。1年ぶりに同じ体験をした方とお話ができて、心が安らぎました。第一子をお空に返してから一年。いまだに哀しむ時もありますが、前向きに一歩ずつ生きていきたい。生かしていただいている命を大切に生きていきたい。そうあらためて思いました。

≪スタッフからのメッセージ≫
なかまカフェ・La vie当日。出かけることへの躊躇を抱えながら、電車を乗り継いで志木駅に降り立って下さった参加者の皆様。ようこそ、なかまカフェ・La vieを見つけて、お訪ねくださいました。
会の後、皆様がLine交換をされているご様子を拝見しながら、この小さな会を続けて来られたことに心から感謝をしました。
赤ちゃんとのお別れから一ヶ月。今日が、久しぶりの電車でのお出掛けと言われる参加者様も―。
一年ぶりにお会い出来たI様。一年という時間の経過の中でのご体験やご心情をまっすぐにお伝えくださったことに心から感謝です。
月に一度、本当に小さな会ですが、「哀しみをひとりでかかえないで」というメッセージをお伝えして参りました。

哀しいことを哀しいと、悔しいことを悔しいと、寂しいことを寂しいと、気兼ねなく言える、港のような場でありたいと思います。
おひとりおひとりが生きる場で、揺れる気持ちに安心して向き合いながら、自分らしく輝くために。
命とのお別れという深い体験は、ご自分でも気付かない新たなご自分を育ててくださっていると思います。

☆★☆
「まさか、こんなことが起きるなんて・・・」。
流産や死産は、思いもよらない出来事。新しいいのちの宿りや赤ちゃんとの対面への期待が膨らむ日々が一転、喪失という体験に向き合うことになるのです。
プティパは、「子どもを宿した時から、’母’としての新しい人生がはじまる」と考えています。8週、27週、そして40週であっても、ひとつのいのちの母であると・・・。
今育てているお子様がいるかいないかではなく、いのちを宿した経験を持つ女性、ご家族にも必要なご支援があると思います。

≪information≫
次回のなかまカフェ「流産・死産を経験した女性たちのピアサポート」は、8月28日(金)13時に開催です。初めての方はもちろんですが、幾度でもお越しいただきたいと願っております。→詳しくはこちらをご覧ください。
●なかまカフェ La Vie・流産・死産を経験した女性たちのピアサポート 総合案内はこちらです。

≪謝辞≫
流産・死産経験者で作るポコズママの会」様のサイトに毎回の開催情報を掲載いただいています。毎月、本当に有難うございます。
20140330gooddo一条工務店会場をご提供くださいました、一条工務店様有難うございました!今月もゆっくりと深いお話をすることができました。

 

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