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なかまカフェ La Vie「流産・死産を経験した女性たちのピアサポート」2015年11月23日(月・祝日)開催報告

掲載日:2015年12月02日 スタッフブログ, ピアサポート, レポート, 流産・死産

天使のイラスト「まさか、こんなことが起きるなんて・・・」。
プティパは、流産や死産という思いもよらない出来事を体験された皆様に「哀しみをひとりでかかえないで」と呼びかけ、気持ちを言葉にする場を持ち続けています。



≪今月のなかまカフェ・La Vie≫
山茶花11月23日(月・祝日)、なかまカフェ・La Vieを志木市民会館で開催しました。
今回は、4名の方がご参加くださいました。
また、久々にご夫婦でのご参加者が…。
夫のお立場からのお気持ちも伺うことができました。

Mさんは、初めての妊娠がわかって間もなく、切迫流産と言われました。
ご静養に努めていたにもかかわらず、「心音が聞こえない」と告げられます。
転院して臨んだ稽留流産手術。
妊娠の喜びの直後からの「まさか!」の急展開の日々の中で起こったさまざまな出来事―。
医療機関や職場との関わりを通して体験した心理的負担を冷静に見つめ、気持ちを未来に向けようとされています。

Nさんは、お子様と一緒に生きた20週のことを丁寧に、丁寧にふりかえられました。
それは、母体内でなくなられた赤ちゃんを「産む」という体験。
陣痛の痛みに耐え抜いた後の赤ちゃんとの対面。「それは、きれいな顔をしていました」。
それからお子様が小さなお骨になるまで、決して忘れることのできない大切な時間。

ご主人も急転する「まさか」の時間をNさんと赤ちゃんに寄り添い続けました。
お仕事の調整も大変だったことでしょう。そのお気持ちの源泉は?
ご主人の誕生そのものが奇跡―。お母様から「流産になりそうな危機を越えて生まれた命」と聞かされてきたのだそうです。
「泣いてる妻を見てるのが辛かった」というご主人の言葉は、きっと同じ体験をされたパートナー皆さんの声に違いありません。

先月に続いてご参加くださった、4度の流産を体験されたLさん。
涙を溢れされながら、Mさん、Nさんのご体験に耳を傾けてくださいました。

Mさん、Nさんは、お子様との思い出をメモリアルペンダントに込めて、いつも一緒に過ごす日々です。
‘哀しみ’を抱えながらの職場復帰について、Mさん、Nさん共に療養のための時間を十分にとる選択をされました。
こころとからだを十分に労わり、癒す大切さを実感したからこその自己決定。母胎への’辞令’です。

気持ちを’未来’に―
前進しようとするために、体験を共有する場を求めるこころが引きあって実現した今月のなかまカフェ。
ご参加有難うございました。
★☆★
今月の花のイラストは、 山茶花。
花言葉は、「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」。

≪参加者の皆様のメッセージ≫
男性一人の参加で最初心細いこともありましたが、他の女性(妻を含めて)のお話を聞けて、改めて妻の抱えている感情や気持ちを少しでも分かれた気が゛します。男性と女性で、死産流産の温度差がとてもあると思います。やはり女性の辛さは、男性には頑張ってもわかりあえないものだと思います。でも、このような会に参加し、自分も当事者であるという意識を再認識することで、少しでも距離は縮まるものだと感じました。今日は参加できて良かったです。皆さん、有難うございました。
他の方のお話を聴くことができてよかったです。自分だけじゃないんだと思え、心が軽くなりました。また、前を向いて進もうとされている方の姿を見て、私も少しずつ前へ進もうと思うことができました。このような経験をした私たちには、共感の場が必要だと思います。今後もぜひ続けてください。本当にありがとうございました。
ホームページとfacebookでは、女性たちのピアサポートとあったので、女性だけが参加するものと思っており、ご夫婦での参加があると知って、びっくりしましたが、結果的に男性のお話も伺えてよかったです。ぜひ、夫婦での参加も可とわかりやすく書いていただければと思います。
今日はいろいろなお話を聞けてよかったです。参加された方、それぞれ前を向こうとされているんだな…と思いました。流産・死産後に仕事を休むのは勇気がいるかと思いますが、みなさんよく決断されたなぁと思いました。 みなさんに幸せが訪れますように 。

≪スタッフからのメッセージ≫
お仕事をもつ方のご参加の機会を広げたいと日曜開催を試行してみました。
公共機関をお借りしての開催ですので、隣室の活動が直接響いてしまう場合もございます。
今月は希望のお部屋が取れなかったため、隣室はシニアの方たちの「カラオケ」でした。
最後は三味線の生演奏まで聴こえて参ります。
涙をぬぐう参加者様にとっては、本当に申し訳ない環境となりました。
会場の悩みは尽きません。
ご夫婦でのご参加をお受けさせていただきました。
実は、当プログラムのスタート時のタイトルは、「流産・死産を体験した家族のためのピアサポート」でした。
出来れば、ご夫婦で体験のふりかえりをしていだたきたいと願ってのことでした。
でも、それではなかなかご案内が、「私のこと!」と響かないことに気付き「女性のための」と呼びかけて参りました。
対象からも「パートナー」の文字を書いては消して、書いては消して―を繰り返してきたのですが、「パートナーやご家族」の一行を併記して参りました。
「哀しみをひとりで抱えないで」と呼びかけてきた「なかまカフェ La Vie」。
哀しみは、ママもパパも抱えていらっしゃると思います。
立場の違いを越えて、体験をわかちあい、これからの人生の質を高め合うきっかけにしていただければと願っております。

☆★☆
「まさか、こんなことが起きるなんて・・・」。
流産や死産は、思いもよらない出来事。新しいいのちの宿りや赤ちゃんとの対面への期待が膨らむ日々が一転、喪失という体験に向き合うことになるのです。
プティパは、「子どもを宿した時から、’母’としての新しい人生がはじまる」と考えています。8週、27週、そして40週であっても、ひとつのいのちの母であると・・・。
今育てているお子様がいるかいないかではなく、いのちを宿した経験を持つ女性、ご家族にも必要なご支援があると思います。

≪information≫
次回のなかまカフェ「流産・死産を経験した女性たちのピアサポート」
12月20日(日)9時半~志木市民会館で開催です。
初めての方はもちろんですが、幾度でもお越しいただきたいと願っております。
なかまカフェ La Vie・流産・死産を経験した女性たちのピアサポート 総合案内はこちらです。

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