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なかまカフェ La Vie「流産・死産を経験した女性たちのピアサポート」 2015年12月20日(日)開催報告

掲載日:2015年12月29日 スタッフブログ, ピアサポート, レポート, 流産・死産

天使のイラスト「まさか、こんなことが起きるなんて・・・」。
プティパは、流産や死産という思いもよらない出来事を体験された皆様に
「哀しみをひとりでかかえないで」と呼びかけ、
気持ちを言葉にする場を持ち続けています。

≪今月のなかまカフェ・La Vie≫
クリスマスローズ12月20日(日)、なかまカフェ・La Vieを志木市民会館で開催しました。
今回は、Rさんのお話を伺いました。

10月に死産を体験されたRさん。
楽しみに受診した妊娠5ヶ月の検診。そこで告げられたのは、心拍停止の診断でした。
Rさんには小学生のお子様がいらっしゃいます。
しかし、4年前には子宮外妊娠、2年前には9週で心拍停止による流産を体験されました。
哀しみの体験から立ち直っては、また…。
「今回は、もう5ヶ月!」その安堵はどれ程大きかったことでしょう。
ところが、三度目のお別れとなりました。

きょうだいができることを楽しみにしていたお子様。
「自分も辛かったけど、子どもがとてもショックを受けてしまい、心配な毎日を過ごしています」と、
なかまカフェ La Vieにつながってくださいました。

産むための病院が、赤ちゃんとのお別れの場所となってしまいました。
辛い体験と向き合うRさんとご家族―。
その傍らで寄り添い続けてくださった看護師さんや関係者の皆さん。
看護師さんは多忙の業務のあいだに、たびたび病室を訪れ、気遣いの言葉を掛けてくださったそうです。
そして、ご自分の体験や、同じ頃に赤ちゃんとのお別れをされた患者さんがいることも話してくれました。
パパとママが赤ちゃんとの時間を過ごせるようにと配慮がいただけたことも有難いことでした。

Oさんは、職場を休む理由が死産であったこともオープンにされました。
すると、「妻も流産を経験したのですよ」という上司の方や、「私も流産・死産の体験者」という同僚の方が複数いらしたそうです。

共通の体験のある身近な方たちの共感を伴った言葉や配慮は、哀しみの中にいるOさんを支えてくれました。

赤ちゃんとのお別れを残念に思うお子様の言葉を聞くたびに、Oさんのこころも痛みます。
Oさんはご主人やお子様とこころひとつにして、哀しみの体験に向きあっています。
それは、家族の絆をさらに深める時間でもあるかもしれません。
Oさんは、ご自分が共感の言葉で支えられたように、同じ経験をされた方たちが、哀しみと向き合えるように、これからは支える立場でも役に立ちたいと考えています。
☆★☆
今月の花のイラストは、 クリスマスローズ。
花言葉は、「私を忘れないで」「私の不安を取り除いてください」。
★☆★
≪参加者様のメッセージ≫
参加はひとりとなってしまいましたが、自分の経験をゆっくりと時間を掛けてたくさん聴いていただき、とてもすっきりしました。自分の考え方、とらえ方、これからどうしたいか、子どもの気持ちなどを一緒に考えてくれたり、とても貴重な時間となりました。また、参加したいと思います。今日は有難うございます。

≪スタッフからのメッセージ≫
今月も、Oさんは、いくつもの電車やバスを乗り継いで、志木の街にお越しくださいました。埼玉も広いです。
お子様のいらっしゃるママの流産・死産は、ご自分とお子様の二重の哀しみを引き受けるしんどさがあるのではないでしょうか。
小さなお子様にとって、「別れ」の体験は、こころの痛みが癒されるだけではなく、自分の存在やいのちの尊さが実感できるような、細やかなケアが大切です。
母親は、赤ちゃんとの別れだけではなく、お子様にそんな思いをさせてしまったご自身を悔い、責めてしまいがちです。
でも、Oさんは、ご主人やお子様と生きる「今」を大切にしながら、これまでの体験と向き合っていらっしゃる、その’無理のない前向き’が素敵な女性でした。
また、Oさんやこれまでの参加者の皆さんのお話から、周産期医療の現場でも、グリーフケアへの理解ある対応がなされていることを知ることが出来ました。これは、十余年の大きな進化であるとも感じます。そして、それを進めてきたのは、流産・死産・新生児死等を体験された方たちの「声」なのだと思います。

☆★☆
「まさか、こんなことが起きるなんて・・・」。
流産や死産は、思いもよらない出来事。新しいいのちの宿りや赤ちゃんとの対面への期待が膨らむ日々が一転、喪失という体験に向き合うことになるのです。
プティパは、「子どもを宿した時から、’母’としての新しい人生がはじまる」と考えています。8週、27週、そして40週であっても、ひとつのいのちの母であると・・・。
今育てているお子様がいるかいないかではなく、いのちを宿した経験を持つ女性、ご家族にも必要なご支援があると思います。

≪information≫
次回のなかまカフェ「流産・死産を経験した女性たちのピアサポート」
1月30日(土)9時半~志木市民会館で開催です。
初めての方はもちろんですが、幾度でもお越しいただきたいと願っております。→詳しくはこちらをご覧ください。
なかまカフェ La Vie・流産・死産を経験した女性たちのピアサポート 総合案内はこちらです。

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