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【小学生以上の子育てと仕事の両立セミナー】「小1の壁」なんてこわくない!子どもの自立を支える親になろう! 2016年5月29日(日)WithYouさいたま開催報告

掲載日:2016年06月11日 イベント・セミナー, スタッフブログ, レポート, 育児休業・育休後

小学生以上(男子)小学生以上(女子)





5月29日(日)、「小学生以上の子育てと仕事の両立セミナー」を埼玉県男女共同参画推進センター(WithYouさいたま)で開催しました。
本セミナーは、埼玉県男女共同参画推進センター2016年公募型共催事業です。
今回のテーマは、「小1の壁なんてこわくない!子どもの自立を支える親になろう!」です。

小学校入学を機に、働く親たちが直面すると言われる「小1の壁」。
小1の壁とは、学童保育の不足から小学校入学を機に、子どもを遅い時間まで預けることができず働き方の変更を余議なくされ、仕事と子育ての両立が困難になる問題などを指して使われています。
「小1の壁」という言葉には、何かが立ちはだかって、行く手を塞されるイメージが拭えません。
「壁」の正体を知り、漠然とした不安を未来への希望に変えていきましょう。
講師は、育休後コンサルタントの山口理栄さんです。

≪講演・小学生以上の子育てと仕事の両立≫
小学生以上の子育てと仕事の両立セミナー20160529(1)【環境はどう変わる?】
・小学校になると生活はどう変わるのでしょう?
・PTA活動には、参加しなければならないの?
・学童保育って、どんなところ?
小学校生活は、見えないことばかり。
山口さんは、「はじめての小学校生活」を具体的な場面や事例をあげながら、仕事を持った親が子どもや先生と関わるヒントを伝えてくださいます。
「昼間、子どもの安全を見守ってくれているのは’地域’」、「子どもは信頼できる大人の’包囲網’」に守られながら生活している―という言葉にハッとさせられます。親として、出来る限り学校行事にも参加しながら、子どもの様子を知り、先生や他の親とも顔をあわせる機会を持つことも大切になってきます。

【子どもの変化】
・小学校になると子どもの生活や行動はどう変わるの?
いつも親と一緒に行動していた保育園時代に比べて、小学生は一人で行動することになります。
また、自分の意思をはっきり伝えるようになります。親が良かれと思って整えた環境にも、「○○は行きたくない」とはっきりと言うこともあるかもしれません。親が予期しなかった行動にハラハラさせられることもあるでしょう。
子どもの自己主張、予期せぬ行動は、子どもの成長。親か働いている、いないに関わらず、必ず起こる出来事なのです。トラブルもいろいろありますが、問題が起きた時は、親子共にいろいろなことを学ぶ機会。
「子どもが自分の世界を持つことは自立に向けた喜ばしい変化として捉えることが大切」と山口さんは言われます。

小学生以上の子育てと仕事の両立セミナー20160529(2)【自分】
「ほかに要因がなければ、小1の壁で仕事を辞めるという選択はありえない」という山口さんの言葉に、勇気づけられた方も多いことでしょう。
確かに、親の課題と子どもの課題を切り分けて、ひとつずつ確認をしていくと、自分たちに起こりそうな「壁」もわかり、その潜り方、越え方に見通しが付けられる気がします。
「子どもの将来は子ども自身のもの」。
保育園から小学校へ―親の役割の変化を自覚しておくことはとても大切なことなのですね。
子どもが安全に自立できるように! 

「親の姿こそが子どもにとって最も身近で最強のキャリア教育」
そのために、まずは親の自立を!と背中を押していただいた気がします。

最後は、質問やグループでのシェアリングをしました。
参加者の皆様、限られた時間でしたが、いろいろな質問、前向きなご参加を有難うございました!!

≪参加者の皆様の感想から≫
すでに小1になっていて壁を実感していたが、今後も気を付けていくべき点が確認できてとても良かった。過保護にならず、子どもの様子を見ながら自立を促していきたいなと感じた。
上の子か4月から小学生になり、現状の確認と、ママ友の流通経路だけでなく、自分から直接、情報「源」にあたるようにしていこうと思いました。ありがとうございました。
少し目線があがりました。見えないから怖い!ということもよくわかりました。自分の気持ちが整理できました。
子どもの小学校入学を控え、漠然とした不安だったが、不安の要素が何だったかわかり、少し不安が解消した。
’小1の壁’の言葉に対して不安になっていたんだと気が付きました。今回参加してみて、実際のイメージがつかめました。小1の壁を自分なりに乗り越えていきたいです。
’小1の壁’という言葉への先入観を払拭してもらえたと思います。
’小1の壁’が何なのか少しイメージがついてよかったです。
子どもの変化に気付く。あれ?と思ったら見過ごさない。個性をよく見ていきたいと思いました。
たくさんの事例が聞けて良かった。
とても具体的な内容で大変参考になりました。
壁は人によって違うということをお聞きして、心が軽くなりました。
肩のチカラが抜けました。
これまでは、子どものいのちを守ることを第一に育ててきましたが、小1になるタイミングで子どもの自律をうながしていく役割に切り替えていくのだという親の成長過程の実感と共に、新しい世界でのコミュニティの大切さを知ることができました。

≪謝辞≫
埼玉県男女共同参画推進センター様[共催]
昨年、「’小1の壁’について不安を抱えている方は多いが、それを解決してくれる、ヒントをもらえる機会は、あまりない」と「小学生以上の子育てと仕事の両立セミナー」開催の道を拓いていただきました。そして、今年も公募型共催事業として採択をいただきました。担当の坂井利恵様をはじめ、スタッフの皆様には、会場提供、保育サポート、広報、開催当日の運営支援等、幅広いご支援をいただきました。心より感謝を申し上げます。

さいたま市様[後援]
後援承認をいただき、市内の関係機関での広報支援にも御尽力いただきました。さいたま市子ども未来局子ども育成部子育て支援政策課課長・担当者様に心から感謝を申し上げます。

≪スタッフからのメッセージ≫
「小1の壁」という言葉はいつ頃から言われはじめたのか―。そのはじまりを調べきれていないのですが、2007年頃からは、親たちのサイトなどで、「小1の壁」に直面しているという体験談が見られ、2008年以降は、2009(平成21)年の「改正育児介護休業法」との関連で、「保育園から小学校にあげる際に直面する保育問題」、すなわち学童保育の量と質の拡充の必要性が、調査や提言、報道にも幅広く取り上げられていました。

学童保育の量の達成や質の保障は、社会的に取り組むべき重要課題であることは間違いないことですが、学童保育があれば「小1の壁」は解消するという情報だけに、子育て真最中の親御さんたちが煽られてはならないと思ったことが、「小学生以上の子育てと仕事の両立セミナー」を続けようと思う背景です。

あれは、「小1の壁だったのか!」。
私の拙い、手探りの子育て体験―子どもが小学1年生の頃の「どうしよう?」にも、理由があったのか―と気付くきっかけにもなりましたが、「単に、子どもの預け先があればと、サービスを選ぶことだけでは、子育ては出来なかった」とも思いました。
母親が仕事を続けるので、子どもは学童保育に行くことが当たり前―しっかり準備をしたつもりでしたが・・・。それは、親の思い込みや親のペースの準備にすぎませんでした。
我が家の場合は、子どもは「学童保育には行きたくない」と言いはじめました。その理由は、「放課後に遊ぶ友だちは自分で選びたい」という意見表明でした。
結局、学童保育はほとんど行かずに、外遊びや友人宅で伸び伸びと過ごす放課後ジプシーライフとなりました。当時は、共働き親が少数派の街で、きょうだいのある家庭は、似たようなものでした。夕方になると駅前広場で、子どもたちが親たちの帰りを待っているという光景を懐かしく思い出します。
何と豊かな地域のあたたかな見守りに守られた’子育ち’だったか。
あたふたしながら、「どこかに突破口はないか」と手探りをするから、扉が見つかる。それが人生かもしれません。
でも、ひとつ残念なことは―。子どもの育ちの道筋をもう少し理解できていれば、「お、言い始めましたね」と、聴く耳もった親にもなれたかもしれないということ(笑)。
昔は―というつもりは、全くありません。
むしろ、’子育ち’’親育ち’としての「小1の壁」という一面は、いつの時代にも共有なのではないかと思いました。
「小学生以上の子育てと仕事の両立セミナー」は、親子の人生を応援するようなものでありたいと思う’根っこ’です。

参加者の皆様には、お申し込みの時に「小学生以上の子育てと仕事の両立で気になること」をお聞きしています。
「子どもの変化と親の関わり方は?」、「子供の変化に気付くには?」、「学童保育は?」、「小学校で一緒になる幼稚園育ちの子となじめる?」、「親同士の付き合いは?」、「早朝出勤、残業ある自分の働き方で大丈夫?」等、ざっと20以上の課題があがっていました。
講師の山口理栄さんは、これからのご質問をほとんど網羅した講演を組み立ててくださいました。
「小学生以上の子育てと仕事の両立セミナー2016」は、山口さんの親としてのキャリア、仕事のキャリア、育休後コンサルタントとしてのキャリアのすべてが編み込まれた、豊かな視点に溢れています。
お子様がすでに小学校という方も、小学校はまだ先という方も、「親」である自分たちは、何を大切にして生きていこうかを考えるヒントがいろいろと組み込まれているのでは?
制度やサービスは確実に豊かになっていくと思いますが、人と人のつながりを得て、どの「街」に暮らしていても、子どもたちの育ちを支え合う日本でありますように。今、子育て真最中の皆様のご苦労が、20年後、30年後にお子様たちが親になる時代の基盤を創るのだと思います。

プティパでは、セミナーは「テーマの共有」、仲間同士のディスカッションは、「育休後カフェ@さいたま」でじっくりと―の2段構造で、「もっと!」にお応えできたらと考えています。「小1の壁」は11月の「育休後カフェ@さいたまvol.17」のメインテーマで再び取り上げたいと思います。ぜひ、続きのディスカッションを深めていただければ嬉しいです。

《information》
【育休後コンサルタントの山口理栄さんのこれからのセミナー】
◇育休後カフェ@さいたま2016(随時募集中)
Vol.15 7月3日(日)
「保活」の前に考える、自分らしい働き方
~両立支援制度の理解と活用
Vol.16 10月23日(日)
強みを活かすワーママライフ
~キャリアトランプでじぶん再発見
Vol.17 11月27日(日)
小1の壁、どう備える? どう乗り越える?
~小学生の子育てと仕事の両立
Vol.18 3月5日(日)
「育休後」へのキックオフ
~育児休業からの職場復帰直前チェック

◇育休後・職場復帰セミナー
1月29日(日) 育休後の働き方を考えよう! →今秋 募集開始

《information》
改定版 さあ、育休後からはじめよう育休後コンサルタント 山口理栄さんの著書、「改定版 さあ、育休後からはじめよう~働くママへの応援歌」が出版されました!

改訂版 さあ、育休後からはじめよう ~働くママへの応援歌
山口 理栄 (著), 新田 香織 (著)
労働調査会出版局; 改訂版 (2016/5/16)

☆本で伝えたかったこと、改訂版での追加点などを、ブログに書きましたので、お読みいただけたら嬉しく思います。
http://1995consultant.com/weblog/20160516/
(山口理栄さんのブログにリンク)

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