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【開催報告】小学生以上の子育てと仕事の両立~「小1の壁」なんてこわくない! 子どもの自立を支える親になろう!  <子育てと仕事の両立セミナー>2017年6月25日

掲載日:2017年06月28日 イベント・セミナー, スタッフブログ, レポート, 育児休業・育休後

小学生アイコン6月25日(日)、「小学生以上の子育てと仕事の両立セミナー」を与野本町コミュニティセンター(さいたま市)で開催しました。
講師は、育休後コンサルタントの山口理栄さん。
テーマは、「小1の壁なんてこわくない! 子どもの自立を支える親になろう!」です。

 小学校入学を機に、働く親たちが直面すると言われる「小1の壁」。
「小1の壁」という言葉には、何かが立ちはだかって、行く手を塞がれるイメージです。
「もうすぐ子どもが小学生なるので、仕事を辞めた方がいいのかな・・・」と悩むママの声も届きます。
「壁」の正体を知り、漠然とした不安を未来への希望に変えていけないでしょうか・・・。
山口さん、「小1の壁」ってどんな壁なのですか?

≪講師プロフィール≫
育休後コンサルタント山口理栄さん育休後コンサルタント 山口理栄さん
総合電機メーカーにてソフトウェアの設計・開発/企画に24年間従事。2006年から2年間社内で女性活躍推進プロジェクトリーダーを務める。2010年育休後コンサルタントとして独立。女性が本来もっている能力を発揮できる社会を作ることをミッションとし、仕事と育児の両立を企業、個人の両面から支援している。
日本女性技術者フォーラム(JWEF)運営委員/NPO法人ファザーリング・ジャパン賛助会員/昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員/
【著書】『改訂版 さあ、育休後からはじめよう 〜働くママへの応援歌〜』(労働調査会、2015年)
『子育て社員を活かすコミュニケーション』(労働調査会)

≪講演・小学生以上の子育てと仕事の両立≫
画像-山口理栄さん資料-小学生の子育て_3
最初のスライドは、「小1の壁になりうる要素」。
子どもが小学校に通うようになると、子どもや親を取り巻く環境は、ガラリと変わってしまうのですね。

【環境はどう変わる?】
・はじめての小学校。生活はどう変わるのでしょう?
・PTA活動には、参加しなければならないの?
・学童保育って、どんなところ? 入れるの?
山口さんは、エピソードを踏まえて、すごく具体的に、仕事を持った親が子どもや先生や地域の人たちと関わるヒントを伝えてくださいます。入学する前の準備、学校生活、PTA活動、学童保育、自分たちの仕事、地域とのつながり、親同士のつきあい…。
「孤立を恐れず、常に情報源にあたる!」という言葉―なんだか勇気が湧いてきます。

小学校になると子どもの生活や行動はどう変わるのでしょう?

【子どもの変化】
小学生になると単独行動が増えます。勉強も始まり、集団で行動することが求められます。
意志がはっきりしてきます。
親が良かれと思って整えた環境にも、「○○は行きたくない」とはっきりと言うこともあります。
親が予期しなかった行動にハラハラさせられることもあるでしょう。

子ともの変化に気付くのは、すごく難しい。「あれ?」と思ったときに、見過ごさないことが大切。
その時頼りになるのは、学校や学童保育、同級生の親たちなど―大人同士のつながりです。
小学生以上の子育てと仕事の両立セミナー-20170625-1

子ども時代は、誰もが通ってきた道ですが、時代もどんどん変化しています。
何を大事にすれば良いのでしょう?

小学校、中学、高校―考えるポイントが変わってきます。
親の望んだことと子どもが思っていることは、同じとは限りません。

山口さんの子育てもいろ~んなことがあったのですね。

そんな時参考にしたのは、アドラー心理学。
特に、『幸せになる勇気』には子育てに参考になることがいろいろあります。
ちょっと油断すると、自分の見栄で子どもにああしなさい、こうしなさいと言ってしまうこともあります。

「子育てのゴールは、子どもの自立」と考え、子どもが自分で決められる人になるように、手が差し伸べられるように―と、願いながらの山口さん子育てエピソードには、ヒントがいろいろです。

子どもの教育を含めて、いろいろな経験を応援していくには、資金もかかります。
そのために仕事を続けることも大切!

「お金」―’リアル’を考えておくこと、やはり大切ですね。

山口さんは、今春「22年間の子育てが一段落」されたそうです。
子どもの巣立ち―「子どもロスを経て、自分の好きなことを楽しむ時間が戻ってきた」のだそうです。

「子どもの自立を支える親」の経験を越えて来られた、山口さんからのメッセージ。
小1の壁は、誰もが通る道。人によって壁の材料や高さは異なります。
子どもの将来は子どものもの。親の価値観を押し付けたり、親が見えをはったりするための手段ではありません。
子供が安全に自立できるように、徹底した情報収集、周囲の大人との確固とした信頼関係の構築しながら、トラブルや問題への親としての責任ある対応をすること。
それによって、壁を乗り越えるはしごや、通り抜けるためのドアが現れてくるものです。
子どもは親がやっていることを見ています。親が一生懸命、楽しく生きることが、子どもにとっての最大のキャリア教育。
小学生以上の子育てと仕事の両立セミナー-20170625-2

あいだに質問やグループでのシェアリングをしながら、2時間はあっという間に過ぎました。
参加者の皆さん、お疲れ様でした。
生後2か月、2歳、4歳のお子様たちの元気な声もBGM。
そして、ご家庭でママたちの学習を応援くださったお子様たちやご家族にも感謝です。

≪参加者の皆様の感想から≫
子育てのセミナーに初めて来たので、新鮮でした。悩みの種類はたくさん次から次へ出てきますが、小1の壁は、きっとなんとかなるものだろうと思えました。自分の見栄で子どもの選択をしてはいけないということが、新しい指針になりそうです。
小1の壁のことで家庭不和に陥りそうでしたので、いろいろ参考にさせていただきました。今後もご相談に乗っていただければ有難いです。
上の子が小1になり、今までのできるだけ手をかけ、目をかけの育児が行き詰ってきた感覚があり参加しました。
山口さんがおっしゃっていたように、子どもの意志がしっかりしてくるので、無理強いは無理!というとがよくわかったので、自分と子どものちょうどよい線をふらふらしながら 、見きわめて決めていければいいと思いました。ありがとうございました。
私は数年前にお話を聞かせていただき、本日は主人も聴けたので、「共通言語・認識」ができて良かったです。騒ぐ子どもも受け入れていただけ、大変有難いです。
小学生になった時の壁になりうる要素を具体的に教えていただき、大変に参考になった。「子育てに正解はない」「右往左往するのが親の役目」と言われた言葉が印象に残りました。
”仕事をしているメリットを子育てに還元していく”ことが出来ること、子どもを自分の見栄の道具にしないこと、いろいろ考えさせられました。
山口さんのお話を聴いて、『こどものために』と思ってやっていることが実は親の見栄によるものが大きいと気付きました。小学生になったら子育てはラクになるのか?と思いながらも、実際、子どもが小学生になると、子供の意志がはっきりとしてきて、子どもの心と向き合う時間があらためて必要だと思いました。
子どもの人生、成長していくことを山口さんのお話ではっとしました。親のエゴは日々気を付けていきたいと思います。

≪謝辞≫
埼玉県男女共同参画推進センター様[後援]
2年間「小学生以上の子育てと仕事の両立セミナー」を共催事業として開催の支援をいただきました。「’小1の壁’について不安を抱えている方は多いが、それを解決してくれる、ヒントをもらえる機会は、あまりない」と、セミナーの主旨をご理解いただけたことが大きな支えです。今年は、後援承認をいただき、埼玉県男女共同参画推進センター館内や県内図書館での広報に御尽力いただきました。心から感謝を申し上げます。
さいたま市様[後援]
後援承認をいただき、市内の関係機関での広報支援にも御尽力いただきました。さいたま市子ども未来局子ども育成部子育て支援政策課課長・担当者様に心から感謝を申し上げます。

≪スタッフからのメッセージ≫
「小1の壁」は、親にとっても、子どもにとっても、大きな節目―。
ここからは、「子育て」の意味が変わってくるのですね。
「子どもの自立を支える親になる」という、ポジティブなイメージで子育ち・親育ちができると良いですね。

たとえ車体は小さくても。子どもたちがゴーカートのハンドル握って、世の中という公道を走っている、そんなイメージ。
もう遊園地の中じゃないんだ・・・。
子どもたちが安心して、冒険できるための環境を整えていくためには、親たちは知恵を出し合い、つながりあって、未来の巣立ちを願いながら、「右往左往」していくものなのですね。

講師の山口さんは、今年、お子様たちの巣立ち期を迎えられたそうです。
でも、子育ては終わりではなくて、その先の楽しみもあるのですね。

親になったからこそ経験できることがたくさんあります。
その経験の「意味」を伝えていただくことが、「小学生以上の子育てと仕事の両立セミナー」で大切にしたいことです。
(プティパ ソーシャルワーカー 田村芳香)

≪information≫
育休後コンサルタント 山口理栄さんとのコラポプログラムのご案内です。
育休後カフェ@さいたま vol.19  7月9日(日)   café土瑠茶
育休後カフェ@さいたま 総合案内はこちらです。
育休後・職場復帰セミナーは2月4日(日)開催予定です。

「子どもの自立を支える親になる」というテーマにつながるプログラムのご案内です。
たたかない・どならない子育てのヒント
育児情報誌miku編集長と考える 前向き子育てのすすめ
講師:高祖常子さん 10月29日(日)
子どもが自分で考え、判断し、動き、育っていく力を応援する、前向きな子育てをご一緒に考えてみませんか?

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